LeCENT リブランディング

Client

林田株式会社

ブランディングの目標

LeCENTは大阪にある高級カシミヤニットブランド。約50年に渡り和歌山県田辺市にある自社工場でニットを製造し続けているブランド。
特にカシミヤ素材へのこだわり・探究心は他に類を見ないほど。全国の百貨店を中心に展開。
顧客の高年齢化に伴い、顧客の減少・新規顧客の獲得に苦戦している状況で、リブランディングの支援をさせて頂きました。

背景・アプローチ

LeCENTがこの先どのようなブランドになっていたいのか、社長はじめ主要な方からヒアリングを行いました。
カシミヤ素材の良さを現顧客より若い方々にも愛用してもらいたい、ファッションに興味がある方をもっと顧客にしていきたい、日本のLoro Pianaになりたい、など様々な要素があがりました。
たどり着いたのは「顧客層の転換」。LeCENTのカシミヤニットは決して安いものではない。40代・50代、いやもっとお若い方でも興味のある方は必ず存在するはず。
本当にそのような方々が存在するのか、またニーズや思考、生活スタイルなどの調査を行いました。
そこからコンセプトの検討を行い、単にクオリティーの高いニットだけではなくて、高級カシミヤニットを愛用する価値、コーディネートなど「ワンランク上のファッションを楽しめるブランド」へチェンジしました。
ブランド価値を再認識し、アップグレードした世界観を一気通貫したリブランディングで構築しました。

ポイント

なんといってもカシミヤ素材の良さを伝えなければならない。「柔らかくあたたかい」。一度着ると中毒のようにハマってしまう魔法のような素材です。また、以前から行っているサービス「オーダーカシミヤニット」もニーズが高く、どのブランドも行っていないサービスで、このサービスもさらに強化していくポイントに。
これらのブランドが持っている価値をどのように伝えれば良いのかを考えました。
画像・映像でカシミヤニットの良さ・イメージ、日常生活での着用イメージなど様々な角度からコンテンツを制作しました。新しいターゲットである40代・50代のファッションに関心度が高い生活者はSNSで情報キャッチする、発信するという調査結果からInstagramもスタート。
カシミヤニットのことはもちろん、コーディネート、ブランドの歴史やこだわり、オーダーなどを発信。
クリエイティブイメージは「ラグジュアリーと親しみ」。決して高級感だけではなく、どこか優しい柔らかいイメージもプラス。