「デザインの役割」について Vol.2
2024.11.5 (最終更新:2024.11.5)
生活者に寄り添いながら発想する
多くの人は、商品・サービスをつくる際に、企業・業界の価値基準や、どんな技術を使うかなどの発想を前提としがちです。これらを優先していては、企業中心、業界中心、技術中心の発想になってしまいます。生活する生活者を中心とした発想ではなくなってしまうのです。購入するか利用するかは生活者が判断します。
生活者が購入したい・利用したいという必要性があるかどうかが重要です。従って生活者中心の発想が大切だと思います。
優れたデザイナーは、生活者中心で考えることを強みとしています。 「どうすれば、生活者に寄り添った発想ができるのか?」これは永遠のテーマだと思います。
生活者の洞察が大切
デザイナーが大切にしているのは、商品・サービスを使う生活者に寄り添うことです。何かをつくるときには、デザイナーは最初にユーザーとなる対象者を観察したり、インタビューしたりします。例えば、新しい駅を創るとしたら、その周辺に住む生活者がどんな行動をしているかを実際に観察する。どんな困りごとや、希望があるかなどを、周辺に住む人にインタビューして聞く、といったこと。そうすることで、「生活をよくするために何が重要か?」「どんなことに喜びを感じるか?」「課題を解決するには何をすればいいか?」など、生活者に寄り添って考えるためのベースを洞察します。 「生活者にとって必要なことは何か」を理解することがとても大切で、生活者に求められている商品やサービスを設計することができます。
したがって弊社ではマーケティング調査というサービスも行っています。調査なしではうまくデザイン制作出来ないと思います。