「デザインの役割」について Vol.1
2024.10.18 (最終更新:2024.10.18)
デザインの強み
デザインだからできる強みな何なのか? 弊社もこれについては色々考えさせられます。
弊社が考える強みは下記の2つが大きいんじゃないかと思います。
(1)視覚から情報を伝える
(2)感性的価値をつくる
視覚から情報を伝える
視覚から情報を伝えるとは、目から人に何らかの情報を得てもらうということ。デザイナーはこの視覚から情報を伝えることに強みを持ち、意識をしてデザインを制作しています。例えばブランディングのためのデザイン。ロゴデザインやパッケージデザイン、プロモーションツールデザインなど。ロゴを制作する際、明るく活動的なブランドだという情報を伝えるために赤色やオレンジ色を使用します。また、洗剤のパッケージをつくるとき、爽やかさや清潔という情報を伝えるために白色や青色を使うなどが挙げられます。コンセプトや戦略、メッセージを色や形を通して伝えることです。
サービスをつくる
ここ数年盛んになっている、UX(ユーザーエクスペリエンス)デザインというものがあります。ユーザーの体験をデザインすることで、サービスデザインの領域でも視覚から情報を伝える力は大きいです。どんなサービスも、アイデアやコンセプトという段階では形はないですが、そのサービスが生活者に届くときには、形になって届きます。最終的には、色と形を通して生活者が購入・利用の体験をされるということです。
例えば、アプリで注文するフードデリバリーのサービス。提供している価値は、食事を宅配する形のないサービスです。しかし生活者は色と形でつくられたアプリ画面を通して、そのサービスを知り体験します。アプリ画面にある色と形を通して、サービスに対するイメージが形成され、生活者の体験が生まれていきます。色と形は、生活者が「どんな体験をしたか」を実感する重要なパートを担っています。
私たちは常に、何らかの「モノ」を使い「モノ」と共に生活し 「モノ」を介して情報を受け取り「モノ」を介してサービスを受けています。 「モノ」に伴う色と形を設計する力は、どんなサービス, 体験をつくるときも重要です。
デザインは視覚以外の五感から受け取る情報も設計しています。人間が五感から受け取る情報の8割以上が視覚からだといわれています。視覚情報の設計がとても重要で大切になってくるということです。
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